鳥取県西部地震関連情報(Mw6.6) メイン 余震活動 稠密余震観測
(全国大学合同地震観測)
臨時観測 活動履歴
京都大学防災研究所 地震予知研究センター リンク *ENGLISH* 稠密GPS観測(GPS大学連合)

★新着情報★
過去の地震活動のページを作りました。(2001/01/25)
兵庫県北部の地震活動についてのホームページにリンク。(2001/01/20)


★過去の地震活動について★
この地域における過去の地震活動についてです。

★被害調査報告★
臨時観測展開中などに撮影した写真を掲載しています。

★本震の初期破壊★
鳥取県西部地震の本震の初期破壊相が多くの点で観測されました。

★深部低周波地震★
鳥取県西部地震の震源域で発生した深部低周波地震についてです。


地震の概要

10月6日午後1時30分、鳥取県西部で大きな地震が発生した(鳥取県西部地震, Mw6.6(FREESIA, Harvard), MJMA7.3)。地震に近 い大きな市は、鳥取県米子市と島根県松江市(それぞれ、地震震源から20 km北と30km北西)などである。100人以上のけが人が出たが、現在のところ死者は 報告されていない。

本震の発震機構は、北東―南西と北西−南東を節面にもつ横ずれ型である。節 面の北からの方位は、243度と153度(東大地震研)、241度および152度( フリージア計画)、330度および240度(ハーバード大)である。余震の分布は、 北西−南東方向に延びているため、北西−南東走向の断層上での左横ずれ運動 であったことを示している。

震度(気象庁)は、震央付近で最大値6強が観測された。地震は、西日本の広 い範囲で有感となり、京都や神戸で震度4が、大阪で震度3が観測された。 京都大学防災研究所によって決定された余震は、長さ25-30kmの線状に分布して いる。

この地域では、1989年以来、マグニチュード4〜5の地震が7個発生しており、 これらは10月6日の地震の余震分布に非常に近い方向に並んでいた。