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鳥取県西部地域で観測された深部低周波地震の例

鳥取県西部地域で観測された深部低周波地震の例
大見士朗
(2000/10/20)

気象庁の「一元化震源リスト」によれば、1997年10月から本震発生までに、鳥 取県西部地震の震源域で発生した深部低周波地震は4個となっています。最新 のものは、2000年6月14日で、波形例は 防災科学技術研究所のウェブページ(Hi-Net) にあります。以下には、それ以前のイベントの、京大防災研の観測網による観測 波形例を示します。波形を示したTRT観測点には、中周期地震計が設置してあ ります。これらの例の低周波地震は、比較的孤立したイベント波形として観測 されています。


Fig.1
気象庁の「一元化システム」による1997年10月から2000/10/10 までの 震源リストに基づく、震源分布図。
赤く塗った地震が深部低周波地震。 平面図中、TRT とあるのは、波形例を示した観測点。


Fig.2
上:1999/6/3 に発生した低周波地震の TRT 観測点での波形例
下:1999/7/3 に発生した低周波地震の TRT 観測点での波形例


Fig.3
1999/7/3 に発生した低周波地震のスペクトル例。2Hzから4Hz付近に ピークが認められる。