我々は,紀伊半島の下に沈み込むフィリピン海プレートの形状とその周辺の地震波速度不連続面の形状を推定するために,図1 に示すような稠密リニアアレイ観測をここ数年来行っている。観測された遠地地震の波形データを用いたレシーバ関数解析により,紀伊半島下に沈み込んでいるフィリピン海プレートの様子が明らかになりつつある。
図1 測線(AA'~FF'の実線)と観測点(青いシンボル)の分布。AA'~CC'はすでに観測が終了している。DD'とEE'は現在観測中。FF'は観測予定。
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我々は,紀伊半島の下に沈み込むフィリピン海プレートの形状とその周辺の地震波速度不連続面の形状を推定するために,図1 に示すような稠密リニアアレイ観測をここ数年来行っている。観測された遠地地震の波形データを用いたレシーバ関数解析により,紀伊半島下に沈み込んでいるフィリピン海プレートの様子が明らかになりつつある。
図1 測線(AA'~FF'の実線)と観測点(青いシンボル)の分布。AA'~CC'はすでに観測が終了している。DD'とEE'は現在観測中。FF'は観測予定。
京都府京丹後市から三重県尾鷲市までの測線CC'におけるレシーバ関数イメージを図2に示す。
図2 測線CC'におけるレシーバ関数イメージ。赤は正の振幅を表し,高速度層の上面に対応する。青は負の振幅を表し,低速度層の上面に対応する。+は地震,○は深部低周波イベントを示す。