Research Center for Earthquake Prediction

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平成16年(2004年)新潟県中越地震

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臨時観測点設置後の震源分布

[2002-11-01 更新(震源分布図は自動更新)]

CHUETSU-logo

京都大学(京大防災研 地震予知研究センター)と 九州大学(大学院理学研究院 附属地震火山観測研究センター)は, 合同でオンライン地震観測点を設置しました. より精度の高い余震の震源分布を得られることが期待されます.

ここでは,オンライン点の設置により明らかになった震源分布時空間分布モニタ波形解析に使用した観測点(観測網), オンライン点の設置について紹介します.

臨時観測点設置後の震源分布

臨時観測点設置後の震源分布(震源決定誤差の小さな地震を選別して表示したもの).

ここにプロットした地震は,臨時観測点設置後に発生した地震のうち,次の条件にあてはまるものです. (1)P波の到着が10点以上で検測されている,(2)S波の到着が10点以上で検測されている, (3)P波の走時残差の標準偏差が0.3秒以下,(4)S波の走時残差の標準偏差が1.0秒以下.

15 分おきに更新されます.最新版を見るには,ブラウザの「更新」ボタンを押してください.

時空間分布など

時空間分布などの情報は こちら

波形モニタ

ほぼリアルタイムで波形画像(pmon出力)を見ることができます(九大のサーバーに移動します).

観測点配置図

観測点配置図.上の震源分布図は,この図の矩形の範囲をプロットしています. 今回設置した臨時観測点は,[DP.TDOM] [DP.OJKW] [DP.YMKS] です.

station distribution

観測点コードの頭文字は,設置・維持管理にあたっている組織を示しています. DP=今回設置した臨時点,H=防災科研Hi-net, J=気象庁,E=東大地震研

オンライン観測点の設置

衛星テレメータ設置(左:杜々の森[DP.TDOM]、右:山古志村[DP.YMKS])

online

今回の臨時観測点は,衛星通信(VSAT)を利用してデータを送信しています.

謝辞

地震活動の解析には,京都大学と九州大学の合同観測によるデータほか, 他の大学の微小地震観測網データ,気象庁, 独立行政法人防災科学技術研究所の高感度微小地震観測網(Hi-net)のデータなどが使用されております. 記して感謝いたします.

観測に際して,地元の方々のご協力を頂いております. このような状況の中での暖かいご支援に深く感謝いたします.

ここに掲載している現地調査や解析には, 科学研究費補助金(特別研究促進費)「2004年新潟県中越地震の余震に関する調査研究」 の補助を受けています.

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京都大学 防災研究所 地震予知研究センター
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