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[2002-11-17 更新(震源分布図は自動更新)]
2004年10月23日17時56分頃,新潟県中越地方の深さ10 kmでMjma6.8の地震があり, 最大震度7(川口町),震度6強(小千谷市,小国町)など各地で強い地震動を観測しました. その後,最大震度6強を観測する余震が2度(23日18:12 Mjma6.0,18:34 Mjma6.5)をはじめ, 多くの余震が起こっています.
京都大学 防災研究所 地震予知研究センターでは, 他の大学・研究機関と協力して,現地調査等を実施しています.
お知らせ
臨時観測点設置後の震源分布を作成しました.随時更新しています.(2004-10-29)
京都大学(防災研究所附属地震予知研究センター)と 九州大学(大学院理学研究院 附属地震火山観測研究センター)は、合同でオンライン地震観測点 を設置し、データの解析を行なっています.
京大・九大連合で以下の点にONLINE観測点を立ち上げました. 緯度 経度 ロガー 場所の概要 ------------------------------------------------------------------------------- DP.TDOM 37°23’ 138°58’ VSAT 栃尾市西中野俣杜々の森公園 DP.OJKW 37°15’ 138°49’ VSAT 小千谷市川井 DP.YMKS 37°18’ 138°55’ VSAT 山古志村小松倉
臨時観測点設置後の震源分布(震源決定誤差の小さな地震を選別して表示したもの). 詳細は臨時観測点設置後の震源分布をご覧ください.
観測点配置図(上の震源分布図の作成に使用した地震観測点)
解析序報(断層トラップ波および散乱波の解析)
震源域東側の小平尾(おびろう)断層(広神村小平尾付近)で昨日 (28日)午後から観測を開始しました。 断層(撓曲地形)直近と断層北西側約700mの岩盤の2点にL22Dを設置し、 LS7000で連続収録しています。 断層トラップ波観測点 37°17' 45" N 138°58' 40"E
GPS大学連合により,臨時観測点が設置されました.
MT観測による比抵抗構造調査を計画中です.
地震の震源の解析には,京都大学と九州大学の合同観測によるデータほか, 他の大学の微小地震観測網データ,気象庁, 独立行政法人防災科学技術研究所の高感度微小地震観測網(Hi-net)のデータなどが使用されております. 記して感謝いたします.
観測に際して,新潟県・栃尾市・小千谷市・山古志村を始め地元の方々のご協力を頂いております. このような状況の中での暖かいご支援に深く感謝いたします.
ここに掲載している現地調査や解析には, 科学研究費補助金(特別研究促進費)「2004年新潟県中越地震の余震に関する調査研究」 の補助を受けています.
関連する組織,団体,個人のホームページと,それぞれの新潟県中越地震の特集ページへのリンクです.(順不同)