山陰地方の地震帯における稠密地震観測

 2009年11月に、地震・火山噴火予知観測研究計画のプロジェクトにより、鳥取県西部・島根県東部・岡山県北部・広島県北部において50点の観測を開始しました。2014、2015年度には、科研費 新学術領域プロジェクトにより、鳥取県西部地震の余震域に、81点を設置しました。

 稠密地震観測を行い、山陰地方の地震帯直下に存在すると推定される不均質構造を検出するとともに、地震帯周辺の地震を起こす力の分布等を明らかにして,内陸地震の発生過程を解明することが本計画の目的です。本観測研究により,内陸地震の発生過程のモデルが構築され、内陸大地震の長期予測等に役立てられると期待されます。

<関連するプロジェクト>

・地震及び火山噴火予知のための観測研究計画(2009-2013)
 課題番号1808断層面および断層周辺の不均質性に基づく断層への応力集中過程の解明

・「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画の推進について」
 課題番号1907 横ずれ型の内陸地震発生の物理モデルの構築

・科学研究費補助金 新学術領域「地殻ダイナミクスー東北沖地震後の内陸変動の統一的理解ー」A01(応力班)
 内陸地殻の強度と応力の解明


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