近畿地方中北部における稠密地震観測

 2008年11月から、「ひずみ集中帯」プロジェクトにより、45点の観測を開始しました。2009年からは、地震・火山噴火予知観測研究計画により、順次観測点を増強し、現在88点の観測網となっています。

 近畿地方中北部には多数の活断層が分布しており、また、内陸において歪み速度の大きな領域、新潟-神戸歪集中帯(Sagiya et al., 2000)に属しています。地下の不均質構造や地下深部に働いている力の実態を明らかにして、歪み速度の集中機構や内陸地震の発生過程を解明し、内陸地震の発生過程のモデルを構築することが本観測研究の主な目的です。

<関連するプロジェクト>

・ひずみ集中帯の重点的調査観測・研究プロジェクト(2008-2013)
 1-4 活断層集中域および火山等ひずみ速度の速い地域における地震発生メカニズムの解明

・地震及び火山噴火予知のための観測研究計画(2009-2013)
 課題番号1811 近畿地方北部における地殻活動異常と地震先行現象の関係の解明

・災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画(2014-2018)
 課題番号1907 横ずれ型の内陸地震発生の物理モデルの構築


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