京都大学防災研究所 平成29年度一般研究集会「リモートセンシング技術の進展と活断層・内陸地震研究」概要 日時:2017年7月7日(金)13:00〜17:30(終了後懇親会) 8日(土) 9:30〜13:20 場所:京都大学宇治おうばくプラザ きはだホール(京都府宇治市五ヶ庄) (http://www.uji.kyoto-u.ac.jp/campus/obaku.html) 形態:口頭講演・ポスター 目的および内容: 衛星・航空地形計測技術の著しい発達により,副断層や遠地誘発変位を含め
た地表地震断層の詳細な分布・変動量が可視化されるようになった.また,地震発生後2〜3日で解析結果が得られ,調査の効率化にも役立っている.本研究集
会では,リモートセンシングに携わる測地学者,活断層研究者,地震研究者を招聘し,学際間の議論の機会を提供することで,活断層と内陸地震発生機構への理
解を深めるとともに今後の協力体制の構築を図る.
講演プログラム(予定) (氏名は発表者) 7月7日 (座長:青柳恭平・姫松裕志) 【主旨説明】 13:00-13:10 【ポスター発表者によるミニプレゼン】13:10-13:30(1人3分) 【熊本地震1】 13:30-14:30 各20分 SAR解析による2016年熊本地震に関する地殻変動 小澤 拓 ALOS-2 SARデータで捉えた2016年熊本地震の地殻変動と断層破壊の詳細 小林知勝 ALOS-2のSARで見つかった平成28年熊本地震による地表断層群と阿蘇谷での大きな変動 藤原 智 - 休憩・ポスタータイム (20分)- 【熊本地震2】 14:50-15:50 各20分 稠密地震観測から推定される熊本地震の発生機構 清水 洋 地表踏査で見るInSARで捕らえられた地表変動-2016年熊本地震および茨城県北部の地震の事例 粟田泰夫 地表地震断層の近傍で地表はどのように面的に変位しているか-2016年熊本地震前後の詳細地形データを用いた計測事例- 向山 栄 - 休憩・ポスタータイム (20分)- 【地殻変動と活断層の長期予測(その1)】 16:10-17:30 各20分 確率論的断層変位ハザード解析の概要と今後の課題 高尾 誠 InSARとDEM差分解析による地表地震断層の変位量評価 青柳恭平 InSARと地表断層調査によって明らかになりつつあるC級活断層 遠田晋次 航空レーザー測量データによる詳細地形判読-濃尾活断層系およびその周辺を例として-(仮)金田平太郎 7月8日 (座長:石村大輔・高田陽一郎) 【地殻変動と活断層の長期予測(その2)】 9:30-10:10 各20分 GNSSデータに基づくひずみ速度と内陸地震 西村卓也 平行する複数の断層について 飯尾能久 【リモセンの高度化と現地調査への適用】 10:10-10:50 各20分 地震断層の詳細マッピングが提起する古地震復元のためのトレンチ調査の課題 丸山 正 LC-InSAR解析による内陸地震に伴って発生した地表変状の検出例 小俣雅志 - 休憩・ポスタータイム (20分)- 【InSARによる内陸断層モデルの新展開】 11:10-12:10 各20分 2014年神城断層地震に伴う地殻変動と断層モデル 鷺谷 威 衛星SARによる2014-2015年Bardarbunga火山ダイク貫入イベントに伴う地殻変動の検出と断層モデル 姫松裕志 InSARとGNSSによる台湾南西部における非地震性地殻変動の検出 高田陽一郎 - 休憩・ポスタータイム (20分)- 【総括】12:30-13:20 SARは活断層の科学に革命をもたらすか? 橋本 学 【総合討論】 ポスタープログラム ・超短期間(5.8年)で再来した茨城北部の地震(M~6)について 福島 洋 ・ALOS-2が捉えた2016年カイコウラ地震に伴う地殻変動 矢来博司 ・熊本地震に伴う熊本市街地の誘発変位と平野部の短い活断層 後藤秀昭 ・InSARデータのインバージョン解析による熊本地震のすべり分布の推定 深畑幸俊 ・LiDAR差分解析を用いた2014年長野県北部の地震に伴う地表地震断層の詳細位置と変位量の分布 石村大輔 連絡事項
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