学生の皆さんへ

 

研究テーマの項にもある通り、長期間の地殻変形運動や地震・測地データの解析など、地球表層の固体地球物理現象を理論的に研究しています。学生の皆さんにも、(修士のうちはやや難しいかも知れませんが)二番煎じ三番煎じの研究ではなく、じっくりと取り組んで新しい科学の扉を開いてもらいたいと考えています。

 研究室に興味のある学生さんは、メール等で相談して下さい。見学も随時受け付けています。

 

 

[これまでに実質的に指導した研究テーマ](論文番号は査読論文リストによる)

・台湾島の形成過程

台湾島は島弧と大陸の衝突によって最近5百万年間ぐらいに形成された島です。3次元的な複雑な地下構造を持ちますが、粘土をこねて作った模型を基に、台湾島の形成過程についてその大枠を明らかにしました。[論文9

 

ABICに基づく同時インバージョン解析

地震の震源過程を明らかにする上で、測地データと地震波データは相補的な強みをそれぞれ持っていますが、異なるデータセットの重みをどのように決めるかが重大な課題でした。ABIC(赤池ベイズ情報量規準)を用いることでその問題を解決しました。[論文33

 

・粘弾性媒質中の変形源による媒質応答

地震やマグマ溜まりの膨張など、地球内部の変形源は一般にモーメントテンソルの形で表記できます。任意のモーメントテンソルが与えられたときの弾性粘弾性層構造媒質の変形場の導出に成功しました。[論文11

 

・非対称山脈における地殻変動と地形の関係

大雑把に言って、地形(標高)と地殻変動(隆起・侵食速度)は良い相関を持つことが期待されますが、非対称山脈(例えば、東が急傾斜で西が緩傾斜)ではその関係が系統的にずれることが期待されます(急傾斜側で侵食速度がより速い)。その系統的なずれを定量的に明らかにすると共に、それずれから河川による浸食のパラメタを推定する方法を示しました。[論文22

 

 

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