観測所紹介
観測所紹介
地震予知研究センターに所属する8つの観測所のうち上宝,北陸,阿武山および鳥取の4観測所は,主として内陸直下の地震を対象として内帯総合観測綱を形成し,これらの観測所における地震観測データなどは宇治構内センターの総合解析室にオンライン・リアルタイムで結ばれています.このほか地殻変動・地球電磁気・地下水・放射能などの連続観測や測地測量を行なっています.屯鶴峯,逢坂山の2観測所では主として近畿中南部の地殻変動を観測し,内陸直下の地震とフィリピン海プレートの沈み込みによる,最上部マントルの地震を研究対象としています.徳島観測所では主として四国沖の巨大地農を対象とし,他大学の観測所と共に南海観測綱の一環をなしています.あわせて,中央情造線の活動にも強い関心を寄せています.宮崎観測所は主として日向灘及び九州東・南部の地震を対象として桜島の火山活動研究センターとも連携して,地殻変動や地震の観測綱を形成しています。
内陸の活断層で起きる大地震の再来周期は千年以上と言われているように、長期にわたり定常的に観測データを蓄積していくことは地震現象の理解に欠かせません。地震予知研究センターは、西日本を中心に微小地震・地殻変動連続観測の観測網を展開しており、これらの観測は国の基盤観測の一翼も担っています。
RCEP Observatories
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