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淡路島付近の地震

2013年4月13日5時33分に淡路島付近でM6.3(気象庁暫定値)の地震が地震がありました.兵庫県淡路市で震度6弱を観測しました.被災された皆さま,ご家族ならびに関係の皆さまにお見舞い申し上げます.

淡路島付近の地震に関する防災研究所附属地震予知研究センターおよび地震防災研究部門の関連分野による観測・調査・研究について紹介します.(最終更新日:2013年4月17日:初版掲載:2012年4月13日)

地震調査委員会に資料を提出

国の地震調査研究推進本部地震調査委員会の臨時会(4月14日)に資料を提出しました.(地震予知研究センター)

震央分布

本震とその後の余震の震央分布図です.余震分布は自動処理震源ですので,後日更新される可能性があります.赤+は京都大学が臨時余震観測の観測点を設置した地点,ピンク+は九州大学・高知大学・東京大学による臨時観測点(オンライン/オフライン),灰+は京都大学,気象庁定常観測点です.(地震予知研究センター)

今回の地震の初動極性によるメカニズム解を青いビーチボールで示しています.解析には震央から100 km 以内の観測点のデータを使用しました.背景の丸は本震発生時からの震央分布です.

謝辞:京大・東大・Hinet・気象庁のデータを使用しました.また作図には GMT を使用しました.

臨時余震観測

余震観測のため臨時観測点(オフライン)を設置しました.満点システムを使用しています.満点システムは多点で高精度かつ容易に地震を観測できる安価な次世代型の地震観測システムです.(地震予知研究センター 片尾,地震防災研究部門 吉村・木内)

写真は臨時観測点の設置のようす.

被害調査報告

淡路島の地震被害調査速報(地震防災研究部門 山田)

強震波形解析

2013年4月13日 淡路島の地震(地震防災研究部門 山田)

GPSキネマティック解析

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国土地理院の電子基準点データを用い,キネマティックGPS解析によって 震源域付近での地殻変動について調べました.その結果,地震発生前後で 震源域の東側を通る基線(淡路一宮-洲本)の南北成分に2cm弱の変化が 現れており,地震に伴う地殻変動である可能性があります.

謝辞:本解析には国土地理院GEONETデータ及び RTKLIB(開発:東京海洋大 高須知二氏)を利用させて頂きました.

(地震予知研究センター 西村)

過去のInSAR画像

過去のALOS/PALSARの干渉画像です.(地震予知研究センター 橋本)

京大の微小地震観測網で観測された地震波形

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京都大学で展開している微小地震観測網で観測された短周期地震波形です. 最新の波形は地動モニタを参照してください.

リンク

(順不同)